心理相談について

ある日,なにかのきっかけや,ふとしたときに,心がつぶやきます。

「私の人生,こんなはずではなかったのに」

たとえどんなに幸せでも,成功していても,恵まれていたとしても,
そう思わないときがないひとはいないでしょう。
それは,小さいときに思い描いた理想に満ちた将来像が,
現在の自分においてすべて満たされるということがないためです。
ひとはみな,そうしたギャップの中に,
自分の人生を見出していきます。

「どうしてこうなったのかしら」

そうしたとき,ひとはどこかに原因を求めたくなります。
原因は,自分の育った環境や親の養育態度,きょうだいとの関係,
経済的な事情,能力,あるいは具体的な人物の言動など,さまざまです。
また,自分こそが悪いのだと考えて,
自分を責めてしまう場合も多くあります。

「○○さんはいいわね」

特に気持ちが落ち込んでいると,
周りの人が自分にないものをもっていたり,
自分よりもうまくやっているように見えてしまうものです。

「自分の子にこそ,幸せな人生を送らせたい。
自分のような苦労をさせたくない」

なにかの原因を見出した時,
自分の子供には同じ過ちを繰り返させたくない,
自分とは違う幸せな人生を送らせたい,と強く願うあまり,
子供の人生に必要以上に干渉することも起きてきます。
「結局のところ,誰にも心配されていない,必要とされていないのでは?」
自信を喪失したとき,最後にたどり着くのはそんな孤立感なのかもしれません。

「でもこんな話,誰に聞いてもらえるかしら」

家族や友人,仕事の仲間など,周囲にいる人の顔を思い浮かべても,「心配かけるかな」「こんな話聞かせるのは悪いかな」と思い,なかなか相談できる相手も見つからず,心に重たいものを抱えたまま,時間ばかりが過ぎてゆく…親しい関係であるほど,心配するがゆえのアドバイスや励ましなどが,かえって辛く感じられるときもあるものです。

私達は女性ならではの人生の悩みに耳を傾け,一緒に感じ考えることのできる場になればと願っております。いちど,誰かに話してみようかと思われた方,ぜひご連絡ください。セラピストは,経験豊富な臨床心理士,公認心理師,精神科医です。

どのようなことに困っていて,どのような変化を望んでいるのかについて,一度ゆっくり相談してみることで,ご自分自身の悩みが整理されるかもしれません。面接は完全予約制です。まずはお問い合わせフォームにて,ご相談内容を簡単に伺い,ご希望であれば初回面接をお申込みいただきます。その際,医療機関など他の専門機関の併用などお勧めする場合もございます。(了解事項:本活動法人は,保険診療を行う医療機関ではありません。そのため,診断や処方,緊急対応などは行うことができません。)